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「5+25」からの挑戦

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5+25、合わせて30という数字。これは我が国日本の、第1次産業と第2次産業に 携わる就業者数の比率である。もうお分かりだと思うが、「5%」が第1次産業、すなわち 主に農業を生活の糧とする人達の比率である。戦前の日本においては、全就業者数の半数 以上が第1次産業で生活を営んでいたが、その後年々大きく減り続けてきた。これは決し て日本のことだけではなく、主要先進国のほとんどの国が5%以下であり、米国に至って は2%にも満たない。「25%」は第2次産業すなわち主に製造業への就業者数の比率であ り、戦後の日本の高度経済成長を支えてきた。が、こちらも1975年頃をピークに年々 減少し続けているのが現状である。

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そんな衰退著しい「5+25」の産業分野の中に、新たなビジネスモデルを築いた会社 が群馬県にある。群馬県を含む北関東地域は、関東平野に位置する点あることから昔から 近郊農業が盛んな地域であった。また、大手自動車工場等を有する北関東工業地帯も形成 されることから製造業就業者比率も高く、その下請けや孫請け等の町工場も多い地域でも ある。そんな農家と町工場がバランス良く混在する群馬県太田市に株式会社ロブストスは 生まれた。ロブストスは主に農機具の改造や修理や特注部品を設計製作している。地域の 農家は基より、農機具メーカーや販売会社、農協や農機具販売店からの特注依頼を請けた ロブストスが、群馬県を中心とした100社近い協力工場の中から最適な工場に製作依頼 をする。その依頼のほとんどが規格外のオーダーメイド品であり、その土地の条件や農家 の使い勝手に細部にまで応じた農機具の加工や修理は、大手の農機具メーカーでは対応で きない。そこにニッチの市場が生まれ、現在既に500件以上の製作実績が物語るように、 口コミ等でその好評判は全国に広がり続けている。

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先程、私はあえて「5+25」の産業分野を「衰退著しい」と記した。数字だけで見れ ば確かにそれが現実ではあるが、衰退=ビジネスが成り立たないということでは決してな い。人口が減ること、比率が下がること、それらが全て悪いということではなく、減るか らこそ、下がるからこそ、そこに必要とされるアイデアや技術が生まれてくるのである。 「5+25」からの挑戦。ロブストスという会社が生み出した新たなエネルギーは、日本 以外の様々な国においてもきっと受け入れられるに違いない、私はそう思う。

株式会社ロブストス http://takagakitatsuro.blogspot.jp/